2017年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告

2009.10.17 (Sat)

脳内劇場 【トランプ】―3



<大富豪と大貧民>













上手に馬場、下手に赤城。それぞれ独立して話を進める。





馬場「・・・そうだな。この真珠のネックレスも良いが、こっちのダイヤのブレスレットも良いし、そっちのプラチナの計算ドリルも悪くない。うーん・・・・・よし!決めた!店ごと買う!」


赤城「・・・あ、すみません。それもう食べないなら私にくれませんか?・・・ありがとうございます!(食べる動作)・・・・・・ハァ~。やっぱ旨いなぁ、カステラの下についてる紙!」


馬場「いや、良いんですよ。明日はワイフの誕生日なんでね!」


赤城「いやー、誕生日にこんな良いもん食べれるなんて嬉しいなぁ」


馬場「(正面を向く)・・・おっと、自己紹介が遅れました。皆さんごきげんよう!ただの大富豪です!」


赤城「(正面を向く)・・・あ、すみません自己紹介が遅れて・・・皆さんこんにちは。ただの貧乏人です」


馬場「趣味は島買い、特技は札束ばら撒き。座右の銘は『現金があれば何でも出来る』です!」


赤城「趣味は食べられる野草探し。特技は食べられない野草を気合で食べること。座右の銘は『同情するなら連帯保証人になってくれ』です」


馬場「ちなみに好きな食べ物はキャビアの煮っ転がし、好きな乗り物は民間用有人宇宙船。好きな数字の桁は兆です!」


赤城「ちなみに好きな食べ物はスーパーカップバニラ味の蓋の裏側、好きな乗り物は地球。好きな段ボールはエアコンとかを入れてるタイプのやつです」


馬場「普段はもっぱら自家用セスナで遊覧飛行を楽しんでいて、最近のマイブームは渡り鳥の群れに混じることです!」


赤城「普段はもっぱら路上で拾った雑誌を売っていて、最近のマイブームはふくろとじをホチキスでより強くとじることです」


馬場「あとは・・・雑誌をよく読むかな。まぁ大富豪に相応しい雑誌ですけどね!」


赤城「あとは・・・雑誌をよく読みますね。まぁ僕の場合、雑誌を手にする機会が多いからですけど・・・」


馬場「そんな大富豪の私はいま、御覧の通りショッピングを楽しんでいます!ビバ!買う!」


赤城「とにかく金を手に入れるためには雑誌を見つけなければなりません。さあ今日も探さなきゃ・・・(探す動作)」


馬場「さぁてと、次の店に行くか!・・・(振り返る)・・・ん?どうした召し使いA・・・なに?金を使い過ぎだと?何を言ってるんだ、まだ15軒くらいしか買収してないじゃないか」


赤城「・・・お、あったあった。ここら辺結構落ちてんな・・・月刊 重ね着・・・週刊 かっこいいビート板・・・叔父のきもち・・・少年ジャン・レノ・・・・・需要あんのか?ていうかこういうよく分からん雑誌って誰が読んで捨ててんだろうな・・・」


馬場「・・・ふん、まぁいい。ワイフへの誕生日プレゼントも買えたし、今日は帰るか・・・(椅子に座る)・・・さぁ!無駄に長いベンツを発車させたまえ!」


赤城「とりあえず全部拾っとくか・・・・・(前を見て)・・・うわっ、ベンツだ。凄いなぁ、一度乗ってみたいもんだなぁ・・・・・(ゆっくりと視線を横に移動させる)・・・・・・・長っ!」


馬場「(何か読んでる)・・・ふん!この月刊 中卒の本気もつまらんな!・・・(窓を開ける動作)・・・飛んでけ!(捨てる)」


赤城「・・・長かったなぁ今の。車の中で20mシャトルラン出来そうだったもんなぁ・・・やっぱり世の中、金持ってるやつは持ってんだなぁ・・・きっとめちゃくちゃ広い敷地の家に住んでるんだろうなぁ・・・」


馬場「・・・召し使いA。そろそろ家に着いたか?・・・ああ、門を通ったところか。じゃあ玄関口まであと3時間くらいだな」


赤城「・・・ま、違う世界の話だよな。それよりもっと雑誌欲しいから探さなきゃ・・・」


馬場「・・・ん?何だあの人だかりは・・・テレビカメラやらリポーターやら・・・・・何っ?うちの庭で遠足にきた小学生が何人か遭難・・・?またか!」


赤城「・・・(拾って食べる動作)・・・あ、意外にいけんな。たんぽぽの綿毛・・・」


馬場「んー。こないだもうちのコックが冷蔵庫の野菜室で遭難したばっかりだというのに・・・まぁ、そのうち見つかるだろ」


赤城「何も見つからないなー、ここら辺。・・・仕方無い。いつも行かないとこに行ってみるかな」


馬場「行け、早く」


赤城「よし、行くか」


馬場「そうだ、進め・・・」


赤城「・・・・・あれ?森だ・・・へー、こんなとこに森なんてあったんだ。しかも結構深そうだな・・・うん、入ってみよ」


馬場「・・・着いたか・・・(椅子から降りる)・・・ご苦労。褒美をやろう・・・ほら、純金で出来た1円玉だ。実際は幾らなのかは不明だ」


赤城「・・・あ、こんなところに美大生が絶賛しそうな色彩のきのこが。食べてみよ・・・」


馬場「まぁでもその一円玉は色んなとこで使えるぞ。・・・具体的にどこかって?それは・・・関東一円だ!」


赤城「ブハハハハ!!ハーハハハハ!!ヒーヒー!!ブハハハハ・・・!!」


馬場「・・・なんか遠くから変な鳴き声が聞こえたな・・・野犬でもいるのか?・・・ま、気のせいか」


赤城「・・・よし!今回は症状軽いな!調子いいぞ、今日は」


馬場「さて、中に入るか」


赤城「さて、もっと進むか」


馬場「・・・ああ、お出迎えご苦労。召し使いB~Z、メイドあ~ん、じいや001~200」


赤城「・・・?なんかあんなとこに人が大勢いるな・・・なんだろ?」


馬場「・・・なんだ?」


赤城「・・・子供?」


馬場「・・・仕事?ほう、なんだ。スーパーウルトラハイパー大富豪の私にどんな仕事の依頼だ?」


赤城「遠足かなぁ」


馬場「それは久しぶりだ。つまり、この私が週刊 セレブのインタビューを受ければいいんだな?」


赤城「ちょっと聞いてみよ」


馬場「よし、聞いてやろう。通せ・・・(椅子に座る)」


赤城「・・・ねぇボク。いま遠足中?」


馬場「・・・やあ、君が週刊 セレブの編集者かい?どうも、セレブの象徴です!」


赤城「それはよかったねー。・・・ん?それなんなの?」


馬場「ん?この椅子が気になるかな?ははは、そうだろうな!これは最先端の技術で作られた絶対に壊れない、そして2.5カラットのダイヤを散りばめさせた最高級パイプ椅子だ!」


赤城「そうなんだ。お母さんに作って貰ったんだ」


馬場「よく分かったな。オーダーメイドだ」


赤城「へー、凄いねー」


馬場「もっとあるぞ!あそこにある砂時計の砂は全部砂金だし、日めくりカレンダーは最高級和紙に書の達人が一字ずつ書いたものだ!あとは純金製の金魚鉢、受話器、笛ラムネ、サロンパス、冷えピタ、キューピーコーワゴールドA!なんでもあるぞ!」


赤城「うん、凄い凄い。お兄さん、びっくりしちゃった」


馬場「流石に週刊 セレブの記者といえども驚きを隠せないようだな!」


赤城「うん・・・でも君のお母さんはちょっと勘違いしてるね。おやつは500円までってよく言うけど・・・500円玉をチョコレートでコーディングしちゃったかー・・・そのものしか使えないっていう意味じゃないんだけどね・・・」


馬場「そうか。そういえばインタビューだったな。私に何を聞きたいんだ?」


赤城「とりあえずさ、その500円玉チョコの山は貴重品だから先生に預けた方が良いんじゃない?もしくはお兄ちゃんにていうかお兄ちゃんに預けようか」


馬場「預ける・・・?ふん、冗談じゃない!・・・確かに私は財産を銀行に預けずにこの豪邸に保管していることで有名な大富豪かもしれない・・・だが銀行に預けたところで安心なんて出来ん!こないだだって、男二人組の銀行強盗が現れたことがニュースになったじゃないか!それで私の財産が奪われたらタマッたもんじゃない!・・・結局な、信じられるのは自分しかいないんだよ」


赤城「・・・いない?え、先生が?じゃあ君、一人?あららら・・・はぐれちゃった?」


馬場「そうなんだよ」


赤城「そうなんだ・・・うーん・・・どうしたもんかなぁ・・・」


馬場「で、他に聞きたい事は?」


赤城「じゃ友達は?ほら、遠足ってグループ作って一緒に行動したりするじゃない」


馬場「ああ、グループという程ではないがね、私の息のかかった企業はたくさんあるよ。何せ私が金を貸しまくっているからね。何故そんなことが出来るかって・・・?それは私が大富豪だからさ!ハーハッハッハ・・・!」


赤城「・・・奇声が聞こえてみんな逃げたの?なんだろう・・・野犬でもいんのかな?・・・まぁとりあえず、こっから出ようか・・・え?一人でいくの?え、大丈夫?」


馬場「・・・大丈夫だ。大富豪特有の高笑いだ。時々こうなる」


赤城「慣れてるの?いや、でも・・・あ、ちょっと!」


馬場「さて、もうこんなもんでいいだろう。帰りたまえ」


赤城「行っちゃった・・・大丈夫かなぁ・・・」


馬場「いでよ誰か!・・・おお、召し使いC・・・え、C´?どっちでもいいわ。ワイフはどこにいるんだ?」


赤城「・・・なんか寒くなってきたな・・・火でも焚くか。野犬もいるらしいしな」


馬場「・・・仮装パーティに出かけた・・・?なんだ、せっかく色々と買って来たのに・・・エルメスのこたつだとかグッチの足拭きマットだとか全力を出した小林幸子的な衣装だとか・・・」


赤城「とりあえず、マッチとか持ってないかな・・・(ポケットをまさぐる)・・・トウモロコシの芯とトウモロコシの芯・・・あとトウモロコシの芯にトウモロコシの芯・・・あっ!・・・トウモロコシの芯!ばっかり!・・・夏にゴミ箱から漁ったやつ、まだこんな入ってたか・・・」


馬場「仕方無いな。夜にサプライズとしてまとめて巨大ケーキのトッピングにするか・・・じゃあ去れ!」


赤城「・・・このトウモロコシの芯と芯をこすり合わせれば火が・・・(こすり合わせる)・・・まぁ、燃える訳がな燃えた!?」


馬場「そうだ、ワイフの誕生パーティ会場を押さえなければな・・・とりあえず、横浜アリーナ借りるかむしろ買おう」


赤城「えー・・・トウモロコシの芯すげーな・・・よし。これで寒さは凌げるな・・・」


馬場「どうせだったら神奈川県ごと買うか・・・いや横浜以外いらないな・・・・・ん?何だこの紙?召し使いが落としたやつか・・・?」


赤城「にしても風が強くなってきたなー、もうちっとトウモロコシの芯入れて火強くしよ・・・・・うわ!すげー勢いで強くなった・・・」


馬場「まぁゴミだろうな・・・(窓を開ける動き)・・・飛んでけー!(捨てる)」


赤城「・・・・・ん?・・・なんか空から紙が落ちてきた・・・・・あ、宝くじだ・・・」


馬場「さてと・・・それじゃ横浜を買収しにでもいくか!カモン召し使い!無駄に尻尾みたいな部分が長いヘリコプターの出番だ!」


赤城「・・・当たってないと思うけど一応確認したいな・・・よし!この森を出て今日の新聞さがそ!」


馬場「(椅子に座る)・・・・・ハハハハ!民衆を見下ろすこの高さ!見たまえ!人がハウスダストのようだ!」


赤城「・・・・・しばらく歩いて森はぬけたけど・・・新聞がなかなか・・・あ、あったあった・・・日刊 不整脈・・・・・えっと・・・・」


馬場「ハハハハハ・・・!どこもかしこも小さい建物だ!この愚民どもめ!」


赤城「・・・・え・・・うそ・・・?・・・あ、当たってる・・・・!?」


馬場「それに比べて私の家の大富豪っぷり!見てみろ!あんなに美しく火の手が回って盛大に燃えて・・・・・燃えとるぅぅぅ!?」


赤城「やったぁぁぁ!!一等当たったぁぁぁ!!!」


馬場「燃えとるぅぅー!!なんか燃えとるぅぅー!!」


赤城「3億円だぁぁぁぁ!!」


馬場「財産がぁぁぁぁぁ!!」


赤城「よっしゃぁぁ!明日から大富豪!!」


馬場「明日からボンビラス!!」


赤城「やった・・・!!」


馬場「な、なんでこうなるんだ・・・!?」


赤城「とりあえず・・・気分を落ち着かせる為に・・・」


馬場「とりあえず・・・現実から逃避する為に・・・」


二人「雑誌でも読むか・・・」
スポンサーサイト
04:16  |  日記  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

Comment

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://123riku.blog18.fc2.com/tb.php/571-3dad6237

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。